青きCAPと漆黒の大卍罪 全SR評価
新弾がでると新しいカードを見ているだけでわくわくする。
特に新弾で注目すべきはSR(スーパーレア)だと考えている。
なぜなら、箱に3枚(3種)程度しか収録しておらず、最も入手しにくい種類のカードであるためだ。
そしてSRにはいわゆる「ハズレア」と「アタリ」がある。
どのSRが「ハズレア」で、どのSRが「アタリ」なのか。
カードの評価が固まっていない新弾発売直後は、この点をいち早く見極めることが重要だ。
後々「アタリ」と評価されるであろうカードを高騰前におさえておく。
「ハズレア」を高いお金で買わない。
息長くカードゲームを続けるには、重要な意思決定である。
そこで、今回は新弾のすべてのSRについてのレビューと初動値段、そして今後の値段予想をまとめていきたい。
いきなりネタバレになるが、長い記事なので、結論を最初に提示する。
今弾評価の結果は以下の表の通りである。
なお、本記事の内容は筆者の個人的な見解であり、皆様のカードの売買に関して一切責任を負わないことを断っておきたい。
表:新弾SR評価 予想値段順
(筆者の独断により作成。カード名横の番号は本記事での紹介順)
表中青いものは買っても良いカード
緑は買ってはいけないカード
オレンジはその中間
カード評価のまとめは以上の通り。
さて、以下は細かいカード評価である。
① ゴッドガヨンダム
2019年7月1日から殿堂入りするガヨウ神のリメイク
この点から、一見ガヨウ神のリペアと思われるかもしれないが、役割は異なる
ガヨンダムもガヨウ神もジョットガンジョラゴンを用いたループや疑似ループが可能である点でフィニッシュパーツである
ただ、ガヨウ神は直接キャストして中盤を整える役割も持っている
さらに、ガヨウ神の場合、手札を整えた上で、盤面からバウンスし、能動的に使い回すことも可能である
ここまで見るとガヨウ神の方が優れている。
しかし、ガヨンダムはGRクリーチャーであるため、2コストで召喚することができる
なぜ2コストかというと、GR召喚するだけの呪文のコストが2であるためである。
ただし、コストが上がれば、コスト計算は+2ではなくなり、文字通りコスパがよくなる。
そして、おそらく今回繰り返すこととなるが、今弾でGRクリーチャーは1つ上の段階に到達した。
メリット効果を持ったクリーチャーが大幅に追加された。
ガヨンダムはそのうちの1枚だ。
ランダムかつ効果に制限(マナドライブ)があるとはいえ、2コストでこのクオリティは壊れている。
このように、ガヨンダムは2コストでバトルゾーンに出せるため、この点はガヨウ神よりも優れている。
しかし、2コストである点がジョーカーズでそこまで大きいメリットとは考えにくい。
ヤッタレマンによる軽減や、ジョットガンジョラゴンによるバウンスがあるためである。
とはいえ、ジョーカーズを使うなら100%GRゾーンに入るほどには強力なカードではあると考える。
(参考価格)
メルカリ:3000~4000円(6月22日現在。以下同様。)
今後の値段予想:1500くらい
ガヨウ神殿堂によるジョラゴンの低空飛行を予想しているため、この評価
ただし、主人公デッキは強化され続け、ジョーカーズには必ず2枚搭載されるため、1000円以下にはならないと予想
②大審判官イマムーグ
シンパシークリーチャーは将来的に必ず悪いことをする。
ただし、現在は以下2つの問題点を抱えているため、評価が難しい。
第1の問題点は、シンパシークリーチャーに対応したドローソースがない点である。
サザンルネッサンスやドルゲーザなど、時代を作ったシンパシークリーチャーは対応したドローを持っていた。
サザンにも雑に突っ込めるという点でシンパシークリーチャーは優秀ではあるが、1つのアーキタイプにはなりにくいと考える。
ただし、シンパシークリーチャーに対応したドローソースが出た瞬間にこの能力はやばくなる。
上記のカードは現代デュエマでは使われていないが、さすがにどのクリーチャーでも対応するのは剛。
どのデッキにも入りうる上に、デッキ構築の柔軟性が大きいためだ。
盤面展開とドローが強いことはこれまでのサザンやドルゲーザ、バーナインからのメタリカ展開が証明してきている。
第2の問題点はコストが高い点である。
シンパシークリーチャー持ちのクリーチャーは最低でも6コストであり、
2ターン目:クリーチャー、3ターン目:クリーチャーから4ターン目キャストが最速である。
この場合、かなり強い効果を持っていないと環境では通用しない。
なぜなら、高速化した環境である現在、4ターン目はゲームの岐点であるためだ。
したがって、コストの高さは問題となる。
さて、このカードの評価に戻ると、高打点、除去耐性を持っており、
クリーチャーシンパシーデッキのフィニッシャーにはなりうる。
メタリカの引き寄せ効果を他クリーチャーに与える能力は強力ではある。
似た効果を持つ参角はラビリンスがあったが、このクリーチャーは制限がゆるい。
除去耐性はマルハヴァンと相互補完になっており、マルハヴァンを使うデッキに1枚くらい採用しても悪くないだろう。
しかし、マルハヴァンはもう2ブロックでは使えないため、活躍の場はまだ見られない。
(参考価格)
メルカリ:300~500
今後の値段予想:100円くらいまで下がる。
フィニッシャーとして最低限のスペックは持っているので、
もしかするともしかするカードではあるが、しばらく使われないと考える。
③緑知銀グィムショウ
3コスト3500ということで、防鎧と選択か
このクリーチャーが持っている墓地対策は墓地ソースや黒オーラが注目されている現在、うれしい能力である。
さらに、ドローは強いというのがカードゲームの原則で、良い効果だと思う
ただ、問題はどのようにタップするかだろう。
攻撃してタップするのか、他の効果と組み合わせてタップするのか。
墓地ソースが流行し、良いタップ方法があれば、いぶし銀の1枚となろう。
(参考価格)
メルカリ:600円程度
今後の値段予想:600円
良くて300円くらいの性能だとは思うが、スーパーレアであり、墓地ソースが注目されているので500円は下回らないか。
④極幻星ジュデ・ルーカ
水文明にしては攻撃的なカード。
オーラであるため、すでに存在するクリーチャーに付けると良いか。
1枚踏み倒せるだけでそれなりのバリューはあるが、
攻撃後であるため、攻撃中のパワーアップはできない。
踏み倒し効果は強制であるが、使って損をするオーラは今のところないので、その点は問題なし。
6コストである点も良く、ギャザールで踏み倒せる。
水文明のGRは、呪文中心で組むか、オーラ中心で組むか面白いところである。
個人的には呪文よりもオーラの方がそれに対する対策カードが少なく、オーラ複数貼りの奇襲性が高いため、使いやすいと考えている。
(参考価格)
メルカリ:350~400
今後の値段予想:1000円
一般的な価格よりも評価しているカード。踏み倒しが弱いわけない。
+4000もそれなりで、容易くwブレイカーを着地させられる。
GRクリーチャーは今弾で1つ上の段階に達しているので、出して得をすることが多い。
300円で売っていたら4枚買っておこう。
⑤パーフェクトウォーター
効果選択という珍しいカード。場合によって効果を使い分けられるのは良い。
具体的な効果は、以下の6通り。
ア)2ドロー
イ)1ドロー、GR召喚
ウ)1ドロー、相手クリーチャーバウンス
エ)2体GR召喚
オ)GR召喚、相手クリーチャーバウンス
カ)相手クリーチャー2体バウンス
難点はSトリガー化の条件であろう。
このカードはコントロール色が強いと考えられる。
コントロールデッキの場合、このカードをSトリガーとして使いたいのは序盤である。
コントロールデッキは中盤以降であればトリガーに賭ける必要などない。
しかし、序盤には呪文が墓地に4枚も落ちていない。
Sトリガーとして使えれば強いことは確かだが、かみ合いの悪さが感じられる。
また、手打ちの場合の効果が微妙。
特に上記の効果ア~ウについては評価を厳しくせざるを得ない。
ア)2ドロー→エナジーライトの下位互換
イ)1ドロー、GR召喚→パラリラセーリングの下位互換
ウ)1ドロー、相手クリーチャーバウンス→火自然と使うならドンドン吸い込む、闇と使うならデモンズライトの方が使いやすい
手打ちで使う場合、アドバンテージを失いたくないので、ドローと組み合わせたい。
しかし、ドローと組み合わせるア~ウの効果は上記の通り使いにくい。
デッキにはよるものの、使いやすい他の選択肢がある。
そして、手打ちを前提にすれば、効果を選べることもあまり魅力的ではない。
なぜなら、手打ちの場合、デッキ構築の時点から「打つターン」があり、その「打つターン」の状況はある程度予測可能であるためである。
予測可能であるならば、より強い方を使うに決まっているし、そのトガらせ方がハマるかどうかがメタゲームである。
コントロールデッキを使うなら、まずメタゲームに勝利しよう。
このカードの真価はエ~カの効果に求められる。
エビデンスが注目されているのも面白い。
エ~カの効果を活かせる場合にのみ、使われるカードだと考える。
(参考価格)
メルカリ:2500~3000
今後の値段予想:1500円
初動が高いため1500円と評価しているが、800円くらいのスペック。
4コストでクリーチャーを2体バラまけるのは強く、デッキ収録のWaveウェイブとも相性が良いので、使ってみたいカードではある。
しかし、2000円以上出すことは考えられない。
結論から述べれば、非常に惜しいカード
これまでいそうでいなかった6コスト確定除去持ちクリーチャー
ゆるい除去耐性
Cip、除去耐性の両者とかみ合った誘発効果
パワー7000(ドンジャングルで踏み倒せる最高ライン)
ドラゴン(革命チェンジ、グールジェネレイド、ドラゴン進化)
という非常に良いスペックを持ちながら、どこか1歩足りない
墓地肥やしが2枚だったら。
攻撃時にも墓地肥やしができたら。
除去耐性が相手の墓地も参照できたら。
除去耐性が「離れる」置換だったら。
コマンドを持っていたら(マゲ、デッドゾーン)。
ちょっとした違いで使われたかもしれない。
比較対象として適切ではないかもしれないが、煌龍サッヴァークがどれほど完成されたカードかわかる。
(参考価格)
メルカリ:200
今後の値段予想:200円くらいかなあ
本当に惜しいカードだと思う。
返礼やウォズレックという前例があるのだから、相手の墓地も参照させてくれれば良かったのに。雑にスレイヤーくらいつけとけ。
2ブロックでもキラードンほどの影響力はないか。
ただ、好きなカードデザインなので、200円切っていたら買うと思う。
⑦罪修羅ジャ悪ペンドラ
正直、どうやって使うのかわからない
8コストなので、ドラガンザークの対象となりうる。
攻撃後は手札が増えているので、セルフハンデスが微妙か。
山破壊も何のためにあるのかわからない。
(参考価格)
メルカリ:600~700
今後の値段予想:500
今弾からの新ギミックである点を評価し、500円。
スペック的には100円レアか。
↑(6月23日深夜加筆)↑
めちゃくちゃ強いらしい。
早速、予想大外れか。
どうやって使うのかわかっている人は正当に評価できているのだろう。
⑧グッドルッキン・ブラボー
GRクリーチャーは1つ上の段階へとさしかかった。
2マナGR召喚からの3ターン目攻撃は難しいが、それ以外の場面でマナドライブはほとんど制限になっていない。
さらに、攻撃後アンタップが優秀で、
GR召喚による盤面をさばくためのSトリガーとして最も有力なのがいわゆるスパーク系であるが、
スパーク系にもケアが可能となる。
パワー3000は及第点。
火文明が入れば大方どんなデッキでも採用が検討できるスペック。
明らかにトップレア。
(参考価格)
メルカリ:3000円程度
今後の値段予想:5000円
どう考えてもスペックがおかしい。ドーピードープどころの騒ぎではない。
通常環境でも2ブロックでも確実に使用されるカード。
封入率が厳しめである(らしい)ことを踏まえ、再来週には箱の値段を超えると予想。
あと名前好き。
⑨エモG
永遠のリュウセイカイザーを彷彿とさせる「僕の考えたクリーチャー」
強い能力を盛り込みすぎている。
ただ、永遠リュウとは異なり、相手への妨害がなく、より攻撃的なカードとなっている。
いまはSA付与にミッツァイルというぶち壊れカードがあるため、使われにくいと考える。
ただ、除去できなければ負け
感じられる可能性は大きい。
単体でバトルゾーンに出してもGR召喚ができる点は大きい。
ただ、ドンジャングルから出せないのはマイナス点
(出せたら強すぎたので良調整。このためにパワー6000という妥当なラインではなく、8000にしたのではないか?)
(参考価格)
メルカリ:200~300
今後の値段予想:400
除去できなければ即負けにつながるため、割と評価している。
しかし、あまり使われなさそうで、かつ、使われるとしても4枚使うことは珍しそう。
それゆえ、高騰は考えにくい。
可能性は感じられるカードなので、200なら買っといて損はないと思う。
⑩暴走獣斗トランキー
バイク待望の1枚。
バイクは必ず4枚使うことになると考える。
強いことしか書いてない。
はじめパワー3000だと思っていた。
バトル中のパンプはインクのシミじゃないのか?
(参考価格)
メルカリ:2500~3000
今後の値段予想:2500~3000
公式はバイクを推す気があるのかないのかわからない。
こんな強いカードを刷っているため推しているようにみえるが、SRは入手困難が過ぎる。
バイクはすでにレッドゾーンZが高騰しているので、VR(ベリーレア)にして集めやすくするのはだめだったのだろうか。
すごく強いとは思うが、レッドゾーンZとこいつの入手困難さから需要が低下し(買うのを諦め)、バイクという山は特定の脆弱性を抱えている(ハンデス、受ける山に弱い)ことから2500くらいで頭打ちになると考える。
それでも2500はすると考えているのは公式のバイク推しへ期待。(バイクには必ず4枚搭載される。)
そしてバイク以外の山でもビートダウンであれば搭載する可能性は大きく、その伸びしろから3000までいっても不思議ではない。
ところでなんでこいつ侵略者持ってないんだ?
⑪バングリッドX7
ガヨンダムよりガンダム。
4コストで盤面をさばきながら1マナブーストでき、盤面に残ればマナゾーンから召喚可能
アドバンテージを大きく取れ、ビッグマナ系が4マナでしたいことを満たしている。
Jチェンジとも好相性か(Jチェンジよくわからん)
また、自身が4コストで、能力がマナゾーンを参照するため、ボアロアックスとも相性がよい。このため、イメンブーゴやサソリスにも可能性を感じられる。
(参考価格)
メルカリ:1200~1500
今後の値段予想:1000くらいかなあ
ビートダウンに対するドンジャングルのように、ある種のデッキに対して致命的なカードではない。
反対に、チェンジザやガヨウ神のようにある種のデッキの基軸とも考えにくい。
マッハファイターも相手依存である。
これらから、序盤~中盤を支える以外に活用方法が見えにくく、支え方も不安定である。
とはいえ、強力なカードであることは間違いなく、ジョーカーズが主人公デッキであるため、期待を込めてこの評価。
⑫IXI ヤマイオン
通称ジャスコ。(ヤマ→山→田舎。田舎イオン→
ジャスコ)
最強生物をつくるオーラ。
使っていないが、多分使ってみたらめちゃくちゃ強い。
パワードブレイカー付与とパワー+6000も最低限wブレイカーを作り出せるため、かみ合っている。
8コストであるため、ドラガンザークで釣れるのも大きい。
ただし、黒緑の構成にすると、マナを伸ばしたいのか、墓地を肥やしたいのかプレイが一貫しにくくなるため、デッキ構築には配慮が必要。そういう山は2ブロックで強そう。
(参考価格)
メルカリ:200くらい
今後の値段予想:600くらい
すでにオーラのついているクリーチャーに付けて、
最強生物作り出すことができるため、かなり強いと評価。
使ってみたら手のひら禁断解放するかも。
以上、新弾SRの評価である。
繰り返すが、
あくまで私の見解であるため、カードの購入は慎重に、個人の責任で。
※駿河屋だとちょっと安く買えるぞ。
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うんこ中の暇つぶしにでもなれば幸いです。
(痔に注意。)